研ぎ

最近、鑿と鉋を手に入れました。

ここの所、ほしいほしいと、念じていると
どこからともなく道具がやってきます(笑)。
つい数日前はヒルティとボッシュの振動ドリルが手に入りました。
物はすべて生きているので働かせてくれるところにやってくるのでしょうか。


この鉋、古い物で良い物か悪い物か私にはわかりませんが
近日中に、うちの棟梁に見てもらい
手を入れて使えるようにしていきたいと思います。
なんとか鉋屑が出るところまで早くいきたいです。ワクワク。


以前何回か書きましたが
私が何故大工さんの手道具にこだわるかと言うと
とにかく建築が好きで好きでしょうがないからです。
また大工さんという職業に対し強い憧れと
尊敬の念があるからです。
いろいろなタイプの経営者がいらっしゃると想いますが
私が一番大切にしているのは
「感性」
です。
これがないと良い建築は出来ないと思います。
そのためには
尊敬する建築家の宮脇壇先生が仰っていた
「目を養い 手を練れ」
が大切だと思います。
設計においても
とにかく手を動かすこと。
家の外観内観スケッチを書いてみること。
現地へ何回も行き、まわりの空気、
気配を感じ敷地を読むこと。
そういった「感じる心」を重要視しています。
うちは設計施工すべてやるので現場仕事にも直接手を加えます。
うちの社員様は今、PBを打っています(笑)。
余談ですが、私は今日残材の片付け。ちょっと手を使うことで
残材処理費が数万円浮きます(笑)。
これをうちの儲けでなくお家のグレードアップに使います!


刃物研ぎは前にも書いたように
曽野綾子さんが包丁を研ぐのが趣味
産経新聞で読んで以来
自分の信念に自信が深まりました(笑)。
先日尊敬する方からのお手紙に曽野綾子さんの
本を読んだと書かれていましたが
私も曽野綾子さんの見識は日本一ではないかと
想っています。
いつも曽野綾子さんのコラムを読んだ後は
気分が爽快になります!


話はそれましたが
大げさですが
研ぎを通して感性を磨ければ
より良い住宅設計・施工・監理、会社経営
につながると想います。


現場の方もだいぶ進み順調です!
これで年明けの
「四季彩カフェ」
も予定通りできそうです。
完成が楽しみです。



草々