天然林と人工林

今日はご縁をいただいている方の紹介で
森林の見学に行かせていただきました。
人間力がつきそうだったので
娘も連れて行きました。
正直よかったです。
人工林が悪くて天然林が良い
という単純な問題でなく
人間が手を加えたものは
永遠に手を加え続けなければ
ならないということです。
建築に携わるものとして
人工林の問題は本やいろいろな方からの
情報で何となくわかっていたつもりでしたが
座学では理解できないところを実際の
森を見て感性に落とし込めれました。
60年の森

100年の森

違いわかりますか?
太さが全然違いますよね。
この森は人の管理が行き届いている森です。
だから下草も生え土壌が豊かに保たれています。
だからこそ一本一本が太いのです。
逆に手入れが入ってない森は
光が地面まで届かずひょろ長い
弱弱しい木となります。
こういう状態の森がいっぱいあるのです。
20年近く手入れしてない森が大半だそうです。
何故こうなるかというと安くて均質な材料を求めるあまり
外材に需要がシフトしているからです。
せっかく植林して使うのに程よい状態になったとき
世の中は外材にシフトして国産の良材を
使いにくくなっている現状です。

出来ることは小さいですが
なるべく県産の良材を使ってまいりたいです。
想いは通じるのでしょうか。
案内してくれた現地の方が
材料を提供してくれそうな感じです。
積極的に話しかけた甲斐がありました(笑)
月に2度ほどこっちの方へ出てこられるとのことなので
出てこられたときお話しすることに。
今は無二の好機、ほんまやなーと思いました。


そのあと村が建てたモデルハウスに。
ここでもいっぱい得るものがありました。
真似しよーっと。


おや、って言うところもありましたが
全体的にすばらしいです!
設計士さんと大工さんが良いと良い家建つなー、と想いました。
この分野では、負けられません。
足守K様お風呂はこんな感じを考えてます。
どうでしょう?


そのあと若杉天然林散策


2時間ほどの散策
木漏れ日と空気が気持ちよかったです。


よっしゃー、これから仕事やー。


草々


四季の彩り
四季彩工務店
尾上和英拝