四季彩工務店の仕様①

・造作材は無垢材で!

「造作材」といってもピンと来ないですよね。
「造作材」とは要するに仕上げ材です。
「化粧材」とも言います。
天井材、窓枠材、鴨居、敷居、方立、幅木、廻縁、等々
これらを無垢材ですることに徹底的にこだわります。
しかも、なるべく自分達で加工します。
以前は、自分でと書くところですが
入社してくれたドラ1様がその道のプロなので
”達”といえるようになりました。
心を込めて加工すると物に魂が宿ります。


何故「造作材」を無垢材にこだわるかというと
漢字を見ても明らかです。
造・・・つくる
作・・・しごと
「造作」とは私なりの解釈では「手を加える」ことが大切だと想います。
最近の住宅ではほとんどが「既製品」です。
別名「新建材」といいまして工場で大量生産されるものです。
良いところもありますがビニールのシートを張った
仕上げ材には抵抗があります。
予算のことを考えると仕方ないのかもしれませんが
私どもはこの部分だけは仕方ないで絶対終わらせません。
何故高いかというと手間がかかるからです。
私達は労を惜しみません。
というか加工するのがが楽しくて仕方がないのです。
化粧材を加工する楽しさ、感動、
お客様にもぜひ味わっていただきたいです。
木目の美しさ、仕上がったときの肌触り、香り。
建てられる方にはそういう機会を設けたいと思ってます。
いくらでも方法はあります。打つ手は無限。


また、この材料に膜を張るような塗装は致しません。
なぜなら、材料が呼吸できなくなるからです。
木は生きてます。だから窒息させるようなむごいことはしません。
呼吸してもらえば、無垢材はサービス精神旺盛で良い香りを出してくれ
その上ジメジメするときは湿気を吸い、乾燥したときは
貯えた水分を吐き出し調湿してくれます。
依然書きましたが我が家はそのおかげで湿度50パーセントです。
http://d.hatena.ne.jp/shikisaikomu10/20110516/1305522895
また、新建材はむらがなく扱いやすいかもしれませんが
長期の耐久性に疑問を持ちます。
それと味がありません。
無味無臭、寂しいです。


いま、お客様は比べるものがないから難しいと想います。
こういった考えの住宅は展示場には少ないです。
売りはそうでも実際が違ったりというのが大半です。
我々のような小さい工務店ががんばらねば!
住宅会社にとって都合に良い家ばかりになってしまいます。


手間をを惜しまず、手間を楽しんで
言行一致のお家造りを目指してまいりたいです。


草々


四季の彩り
四季彩工務店
尾上和英