興譲館高校

今日は、掃除に学ぶ会の小西会長のお誘いで
興譲館高校の小谷校長先生のお話を拝聴いたしました。
今まで甲子園に出たとか、駅伝が強いとかぐらいしか
知りませんでしたが、教育のすばらしさに感動いたしました。
ただそれにいたるまでの壮絶な道のりは、
大げさに話されないのですが大変だったと思います。
創立158年の伝統は凄いですが、少し前までは
その伝統がちに落ちて、存続そのものも危うかったみたいです。
今も私学ならではの資金面のご苦労があるみたいです。

色々お話されましたが、その中で感動した点をいくつか挙げますと

教育の中で、
地域に愛される人間を目指す。
わざと苦労を体験させ、成長させる。
自転車ならべでチームプレーを身に着ける。
下足ならべで生徒の状態を観察し個人面談をする。
等々
教育を定着させるには、
まず形を作り継続させる。そうすると中身ができるのだそうです。
言われてみるとそうだなあと思います。
今、家庭では親が子を教育できなくなってます。
それは、親が子をペット化しているからです。
かわいがるのは良いですが、躾や応用力はそれでは身につきません。
少し負荷をかけて、それを経験させることにより子供は成長します。
結局後々困るのは子供です。
今、就職した学生の50パーセントが3年以内に退社するそうです。
これは異常ですよね。
これは、社会の負荷に子供が耐える力を持たずに就職したからでしょう。
興譲館高校の「論語」「創造」「人間学」教育はこれからの日本に
絶対必要になってくるでしょう。
大変な環境の中奮闘されている小谷校長先生はじめ関係者の方々を
少しでも応援して行ければと思いました。

草々