人生わずか38年

今月の致知という雑誌に面白い記事がありましたので紹介いたします。

人生80年とすると、睡眠で27年、食事で10年、トイレで5年分時間を消費するそうです。

これらを差し引くとたった38年。

人生はそう長くもないことに気づくと、もっと一所懸命に生きなければ、と皆の意識が変わります。

また人生において、この人に出会えてよかったと思える大切な人の数は、一生のうち一番多い人でも200人だそうです。

自分は何人かと数えてみると、意外に少ない。

これまでの人に対する接し方を振り返り、豊かな人間関係を築いていくよう心がけねばなりません。

定年を迎えたら後は余生という考えは間違いです。

人生は、生まれた途端に日付の書かれていない定期券を手にするようなもの。

最期の時をいつ迎えてもいいように、日々悔いなく生き抜き抜いて、初めて現役を終える。

人生に余生や老後というものはないのです。

しかし、決して急ぐ必要はありません。

人生は各駅停車の旅なのです。

特急電車に乗ったら見えない途中の風景も、各駅停車に乗ればじっくりと楽しめます。

時に歩みを止めてもいい。心身を総動員してその風景を感じ取る。

コツコツ積み上げていくうちに力が付いて人生が分かってくるのです。


草々