先ず十年

人間何事にも
先ず十年の
辛抱が肝要なり。
抜くべからず、
奪うべからざるは
基礎工事なり。
先ず黙々十年の
努力によってなるべし。


森信三先生の
「下学雑話」
に書いてありました。


昨夜の倉敷木鶏会。
「歩歩是道場」
今ここ全ての場が修行である。
と私は解釈。


森信三全集が出ました。
¥54600-
手が出ない(笑)。
欲しい欲しい、
という気持ちがありましたが
今号の致知を読んで
気持ちが変わりました。
今持っている森信三先生のご本を
果たして読み込んでいるだろうか。
十冊近くはあるだろう。


昔の人は学ぶにも書物も希少で
書き写したとか。
現代の我々は物・情報が溢れて
手に入れることがあたりまえ。


恵まれて学ぶ力を失う。
情けない日本。
是では国力落ちるはず。
原点に戻るべきだなと。
今あるものを生かし尽くそう。


冒頭の言葉はふと
開いたページに。
今逢うべき言葉。


開業三年。
十年黙々。
今は語るべきでないぞと。
十年の基礎工事
しっかり今ここ。


一角の人間に
「なる」には
先ず十年やってみて。


凡事徹底
黙々実践
人の見ていないとこで
なるべく
目立たず
語らず


ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ


草々